台湾蝦皮購物が警察との合同捜査で1,000足超のVANSコピーシューズを押収、1万足以上が市場に流通

2020年11月27日

ECサイトの蝦皮購物(Shopee)は、この度初めて中部警察大隊と合同捜査を行い模倣品販売の疑いで男性1人を逮捕した。調べによると、男性は2018年から蝦皮購物において本物と謳ったコピーシューズを正規価格より3割安い値段で販売しており、過去3年間での販売総数は1万足以上、売上額は2,000万台湾ドル近くになると見られる。

保安警察第二総隊刑事警察大隊偵二隊は、「蝦皮購物は近年、模造品販売業者の一掃に力を入れており、ビッグデータ分析により疑わしい商品を選別し、自主的にブランド企業及び警察へ通報する取り組みを進めている。蝦皮購物が北部警察大隊と合同捜査を行うことは幾度かあったが、中部警察大隊と連携したのは今回が初めてである。」と述べている。

また、逮捕された男性は店頭で購入した正規品を中国の工場へ送り、素材やステッチの刺し方、購入時の箱など付属品に至るまで本物そっくりな模造品を作らせていた。その精密さは民間の鑑定専門業者ですら見分けられないほどで、VANS独自の偽造防止技術を利用しなければ真贋鑑定は非常に困難であった。今回1,000足超のコピーシューズが倉庫から押収され、物流業者から提供された資料には、「出荷量・入荷量ともに多く、十数箱分の商品が頻繁に運び込まれていた」との記録が残されており、これは警察が把握していた取引記録と一致する。本件は今後、商標法違反として処理されるとともに、引き続き共犯者の有無について捜査が進められる。

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