エア・リキードが台中に先進材料工場を新設、AI・HPC向け次世代半導体需要を取り込む
2026年4月17日
フランスのエア・リキード(Air Liquide)は最近、台中に新設した先進材料生産工場が正式に完成したと発表した。当該工場は、エア・リキードにとって台湾初となる大規模な先進成膜およびエッチング材料の生産拠点であり、AI(人工知能)やハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)にけん引される次世代半導体需要の拡大をターゲットとしている。新工場では、ナノスケールのプロセスに対応し、原子層堆積(ALD)などの先端製造工程に用いられる高精度なエンジニアリング分子材料を生産する。
エア・リキードは、今回、先進材料の生産ラインを台中に設けることで、顧客の近くに拠点を置き、供給までの距離の短縮を図るとともに、現地の半導体クラスターとの連携を一層強化できるとしている。これにより、研究開発から検証、量産への移行を加速させる狙いだ。台湾にとっても、AIチップや高速演算、先進パッケージングの需要が拡大を続ける中、上流に位置する特殊ガスや材料の供給網の現地化は、競争力維持において重要な要素となっている。




