LGが友達(AUO)と彩晶(Hannstar)を価格独占で提訴、韓国の裁判所が300億ウォン以上の賠償を命じる

2023年12月21日

台湾のディスプレイメーカーである友達光電(AUO Corporation)と瀚宇彩晶(HannStar Display Corporation)の2社が、液晶ディスプレイ(LCD)の価格を独占しているとして、韓国のLG Electronics(LG)に提訴された。ソウル中央地方裁判所はこの度、友達と彩晶が共謀して公平な競争を制限したと認定し、友達に対して291億ウォンの損害賠償を、彩晶に対して37億9000万ウォンの損害賠償をそれぞれLGに支払うよう命じた。利息を含めた場合、賠償金額はそれぞれ535億ウォン、69億7000万ウォンとなる。友達と彩晶の両社は上訴する意向を示している。

この訴訟は、2006年に終了したLCD独占禁止法違反訴訟から派生した民事訴訟であり、2014年に原告によって提訴されて以来、10年近く裁判が行われている。友達とその他液晶ディスプレイ製造・販売業者9社は、2001年から2006年の間、毎月2社もしくは多社で協議を行い、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(TFT-LCD)の価格と供給を操作するために共謀したとして訴えられている。


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