メルクが液晶ディスプレイ技術分野の特許権の維持に成功

2023年12月4日

ドイツの半導体材料メーカー大手のメルク(Merck)はこのほど、デュッセルドルフ地方裁判所が今年2月の第一審判決で、北京八億時空液晶科技公司(Bayi Space)がメルクの欧州特許1726633号を侵害したと認定し、メルク側に勝訴判決を下したことを発表した。裁判所の決定は、ドイツ国内において当該有効な特許により保護されている特定成分を有する液晶混合物に関するもので、当該液晶混合物を含む液晶ディスプレイ製品のドイツでの販売を禁止するものである。

台湾メルクグループは1989年に設立され、エレクトロニクス、ヘルスケア、ライフサイエンスの3つの事業体からなり、台湾に11拠点を持つ。メルクは、2023年2月8日に台湾の南部サイエンスパーク高雄園区で「メルク高雄半導体サイエンスパーク」の起工式を行っており、関連する生産ラインは早ければ2025年にも続々と完成する見込みである。


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