2023年9月14日

弊所が以前より代理人を務める某日系企業が、某台湾企業及びその責任者に対して、営業秘密侵害で刑事告訴を提起しました。本件の告訴人、即ち弊所クライアントは当初被告である某台湾企業に機械の製造を委託していましたが、被告がOEM関係の存続中に秘密保持契約の約束に違反し、当該機械を製造し、外部へ販売していたことが判明したため、弊所クライアントは刑事告訴に踏み切りました。

その後、台中地方法院検察署は捜査段階において弊所クライアントの要求を受け入れ、警察及び調査局の職員と共に被告の会社及び責任者の住所に赴き、捜索・押収を行いました。先日その捜査が終了し、検察署は被告へ起訴処分を下しました（台湾台中地方検察署112（2023）年度偵字第241号）。