台湾特許庁が2023年9月1日から意匠の早期審査申請の受付を開始

Vol.133(2023年8月31日)

台湾特許庁は2023年9月1日から意匠の早期審査申請の受付を開始すると発表した1。当該制度の関連する規定を以下に紹介する。

意匠の早期審査制度について

1. 申請時期について

台湾特許庁からの初審査が間もなく開始される旨の通知の受領後から、一回目の拒絶理由通知の受領前までの間。

2. 申請事由について

事由1:第三者が業として登録出願に係る意匠を実施している場合

事由2:登録出願に係る意匠が台湾国内外の著名なデザイン賞で受賞している場合

以下のデザイン賞が受理される。

(1) 台湾のゴールデンピン‧デザイン賞(Golden Pin Design Award)

(2) ドイツのiFデザイン賞(iF Design Award)

(3) ドイツのレッドドット・デザイン賞(Red Dot Design Award

(4) 日本のグッドデザイン賞(Good Design Award)

(5) アメリカのIDEA賞(International Design Excellence Award)

事由3:ベンチャー企業の意匠登録出願

台湾の会社法又は外国の組織法に基づき登記された設立8年未満の会社は、同一年度に3件の意匠登録出願まで早期審査の申請が可能である。

3. 申請費用について

試行期間(2023/9/1~2023/12/31)は、申請手数料が免除される。

早期審査の申請後、関連する書類がすべて揃った時から2か月以内に審査結果が通知される。

[1] https://www.tipo.gov.tw/tw/cp-85-925650-1fdcd-1.html

キーワード:意匠 法改正 台湾

 

 

 

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