台湾 旺宏6インチファブ工場の売却案 東京エレクトロンが検討

2021年6月18日

旺宏電子(マクロニクス社)の6インチファブ工場の売却案が最終段階に入った。サプライチェーン関係者によると、日本最大の半導体設備メーカーである東京エレクトロンが購入する可能性が高いとされているが、台湾国内の新竹科学園区(竹科)内にあるメーカーの中には高値での購入を検討している企業もまだあるとみられる。

マクロニクスの6インチファブ工場売却案は半年以上前から噂されており、ファウンドリの聯電(UMC)、世界先進(ヴァンガード・インターナショナル・セミコンダクタ)、ファウンドリの鴻海(ホンハイ)、更には世界的なEVメーカーであるテスラなどの国内外の大企業が次々と買収に関心を持ち、マクロニクスに買収交渉を持ち掛けたとされる。

各メーカーが競った後、現在東京エレクトロン及び台湾国内企業が最終候補として残ったが、半導体サプライチェーンの関係者によると、東京エレクトロンは旺宏の6インチファブ工場を購入した後、旺宏の工場建物と関連する生産設備及び機械を購入し、国内の半導体設備工場よりそれらの解体を行った後、中国の半導体メーカーに転売する計画であるとされる。これが事実であれば、今回の工場を誰が取得するのかという点に重要な影響を与える要因になりうる。

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