台積電(TSMC)の無形資產価値が世界第9位となる

2021年10月13日

世界大手の独立系ブランド価値評価機関であるBrand Financeの最新レポートによれば、台積電(TSMC)の無形資産価値は、昨年にはライバルである韓国のサムスン電子の約3.9倍以上となり、関連分野における台積電の実力が示された。

Brand Financeのレポートによると、無形資産の特徴は物的な実体がないことであり、著作権、商標権、特許権を含むいわゆる「知的財産権」であることを特徴とする。これ以外にも、営業秘密や研究開発、政府の許可等についても無形資産の統計に含まれる。

サムスン電子は、無形資産価値が純有形資産をはるかに下回るグローバル企業の1つであり、世界の無形資産価値ランキングトップ100において第89位と台積電よりもかなり低い、とBrand Financeは分析する。台積電は世界第9位、アジア第2位である。Brand Financeのデータは、台積電の順位は前年度の第18位と比較して9位上昇、昨年の無形資産価値は4,710億米ドルに達し、サムスン電子の1,200億米ドルよりもはるかに高い、と示した。

Brand Financeの統計によれば、台積電の昨年における生産設備、現金、在庫資産などを合わせた有形資産の価値は約820億米ドルであり、サムスン電子の僅か約4分の1であるが、無形資産から見た場合、その価値はサムスン電子の約3.9倍以上となっている。

 

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