台湾友達光電、1,000億台湾ドルをかけ第8.5世代工場建設へ

2022年2月17日

台湾友達光電の彭双浪董事長は11日、第8.5世代のパネル工場を新設する工場拡張計画を正式に発表した。2025年の稼働を目指しており、総投資額は1,000億~1,500億台湾ドルにのぼると予想される。

彭双浪董事長は、前回2008年に台湾で第8.5世代パネル工場を建設してから14年経つが、ハイエンドパネルに対する将来的需要を考慮した結果、今回工場建設計画を再開することに決めた、と話す。

友達光電によると、新工場ではまずa-Si技術をベースに製品の生産を行うがLTPSなどへの技術向上も図るほか、ミニ/マイクロLED製品市場への参入も検討中で、今後は市場の需要に応じ、高付加価値の大型、曲面、スリムベゼルなどのパネル製品をメインに生産する方針だという。海外での工場建設に関しては、国際的な変動要因が多いことから検討段階に留まっている。

友達光電が対面式の法人説明会を開催したのは約8年ぶりで、昨年同社の税引後純利益は613.3億台湾ドル、前年比18倍と大幅な増益となった。これは昨年1日あたり1.68億台湾ドルの収益があったことに相当する。

 

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