台湾 AEP(加速審査)のグリーンエネルギー関連発明事由の内容を修正、2022年1月1日から施行

2022年1月3日

台湾特許庁は2014年1月1日から「加速審査プログラム」(略称AEP)において、「発明がグリーンエネルギー技術と関連があること」という審査事由(略称事由4)を新たに設けているが、2021年7月現在、事由4による申請件数は255件と早期審査プログラム全体の申請件数の2.74%を占めている。この255件のうち、台湾出願人による申請が88%と最も多くなっている。産業別でいうと、太陽光エネルギー、LED、リチウム電池産業等の関連技術分野がAEP審査申請件数の上位3位となっている。

今回のAEP修正の要点は以下の通りである。

  1. 名称の変更
    「発明がグリーンエネルギー技術と関連があること」という審査事由の名称について、グリーンエネルギー関連の技術に限らないことを明確にするために、これを「発明がグリーン技術と関連があること」と修正された。
  2. 申請範囲の拡大
    省エネ技術、炭素削減技術及び資源利用の節約など、グリーン技術の範囲に属するものは、いずれも加速審査の対象とされた。
  3. 審査期間の短縮
    「商業上の実施に必要な場合」及び「発明がグリーン技術と関連があること」の審査事由について、以前は申請書類が完備してから審査結果が届くまで9ヶ月以内という期間が規定されていたが、これが6ヶ月に短縮された。

 

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