台湾 5G関連特許が躍進 経済部も5G産業を支援

2021年12月20日

台湾経済部は12月13日、「経済部による5Gグローバル市場支援」の成果発表会を開催した。

経済部部長の王美花氏は「3G、4Gにおける大手メーカーによる独占状況を打破するため、経済部は5Gスマートフォン用チップ、スモールセル、Open RAN、プライベートネットワークシステム等の4戦略を同時進行で進め、早期から5G技術開発を構想するとともに、5Gに関する基準制定へも参加した。これにより、台湾国内における5Gに関する標準必須特許は計557件と全世界の1.98%を占め、4Gの時の1.4%と比較すると明らかに増えた」と述べた。政府と台湾産業界の連携と努力の下、2021年には5G関連による生産額が1.69兆台湾ドルを超えた。更に、Inventec Corporation(英業達)による台湾投資を誘致し、初となる5GAI工場が建設・商業応用化され、自動化実装が進み生産ラインの生産能力を向上させた。

王美花氏はまた現在の成果について、「MediaTekが補助金を受け、台湾初となる5Gスマートフォン用チップを開発した。また、大規模な基地局技術における参入障壁を乗り越え、明泰(Alpha Networks)の5Gスモールセル開発を支援し、日本からの受注に成功。欧米とは交渉中である」、とも述べた。

 

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