台湾の大立光(Largan)が特許権侵害で聯想(レノボ)を提訴

2021年12月17日

スマートフォン用光学レンズ世界最大手である台湾の大立光(Largan)は、聯想集団(レノボ・グループ)傘下の米Motorola Mobility LLCの販売する「One 5G Ace」スマートフォンが、大立光の有する「リアマスターレンズ」及び「リア超広角レンズ」を含む6つの光学レンズに関する特許を侵害したとして、米カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所に提訴した。

レノボの携帯用レンズは、主に中国のレンズメーカー舜宇光電(Sunny Optical)から供給されており、近年舜宇光電の市場における割合が拡大し続け、Apple社からの注文を受注するなど、台湾メーカーの強力なライバルになりつつある。外部もまた、この争いを台湾大立光による中国サプライチェーンに対する最初の争いと見なさざるを得ない。

Motorola Mobility LLCの前身はMotorola社のモバイルデバイス部門であり、2012年にGoogleに買収された後の2014年にはレノボ・グループに売却され、レノボの100%子会社となった。現在アメリカのイリノイ州に本社を置いている。

大立光は2013年にも台湾の同業他社である玉晶光(Genius Electronic Optical)、世界の大手スマートフォンメーカーであるサムスンと特許権侵害訴訟を始めてから、台湾の先進光(ABILITY OPTO-ELECTRONICS TECHNOLOGY)や新鉅科(NEWMAX)、アメリカの大手メーカーであるHP等と争っているが、ほぼ無敗となっている。

 

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