中国、特許への補助金を全面的に停止へ

2021年2月3日

中国国家知識産権局は1月27日に「国家知識産権局の特許出願行為の更なる厳格規範に関する通知」を公布した(原文はこちら)。この通知において、特許出願に対する補助金の全面停止、創造を目的としない非正常な出願行為に対する厳格処置の徹底などが記されている。以下に特許出願に対する補助金の全面停止に関する主な内容をまとめた。

  • 2021年6月末までに、各種特許出願に対する補助を全面的に停止する。各地方は補助、奨励、補填等如何なる形式により特許出願行為に対し財政資金による支持を行ってはならない。
  • 地方が現在行っている補助については、登録となった特許出願に限り補助を認める。これにはPCT国際出願及び他のルートにより海外で登録となった特許出願を含み、補助方法は登録後補助の形式に統一する。
  • 補助を受ける者が得た各種補助金の総額は、登録となった特許において納付した庁費用の50%を超えてはならない。
  • 特許の年金及び代理人費用等の仲介費用について、これを補助してはならない。
  • 書類の偽造等の欺瞞により補助を受けた場合、当該補助金は回収される。

 

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